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「薔薇とサムライGoemon Rock Overdrive」@梅田芸術劇場メインホール

石川五右衛門がヨーロッパの小国の女海賊一味の用心棒に!?

ゴールデンウィーク初日の1日に劇団☆新感線30周年興行「薔薇とサムライ」を観に行ってきました。

実は、新感線の舞台は東京時代に赤坂ACTシアターで観た時、あまりにもうるさい~という印象しか残らず(それが証拠にタイトルも内容も全く覚えていません。覚えているのは劇場名のみ…)、それ以降は控えめにしか観に行っていなかったのです。しかし、今回はいつの間にかの30周年ということと、出演者に惹かれてチケットを押さえました。私はまったく知らなかったのですが、どうやらプラチナチケットだったようです!!私は素直にイープラスの先行抽選などを利用して半分以上抽選に当たったので今回はあまり人気がないのかな?とさえ思っていました。しかし、休憩時間に話していた天海さんの熱狂的なファンの方(全く知らない人です)は、(何回観られるのかは忘れましたが)すべて某オークションで購入し、千秋楽のチケットは数倍もしたとか!これを聞いて驚き、うちに帰って色々と見てみますと、東京公演では立ち見がいっぱい出たとか、当日券を求めて130名も並んだとかすごい話が続々と出てきました。

ゴホン、前置きが随分と長くなりましたあ、あらすじを書いていますととんでもなく長くなってしまいますので、リンク先をご覧ください。

出演者に惹かれて、と書きましたが、劇団員の古田新太さんは勿論のこと、やはり今回は天海祐希さんですね!宝塚時代も何度か観に行ったことがあります。ファンという訳ではないのですが、何だか気になっていて観に行っていたのですが、退団された後もドラマはなぜか大体見ているような気がします。

今回は、完全に宝塚時代の天海さんを意識した、といいますか、意識しすぎるくらいしすぎたものになっていました。女海賊という設定からして…声、仕草、動き、ダンス、すべてが「ザ・男役」だったのです。そして、まったくブランクを感じさせない!それどころか、年数が経っているせいかカッコよさに磨きがかかっているような気さえしました。御年40+数歳のはずなのですが、足は高く上がりますし、殺陣やダンスの後も息切れしていませんし!私でさえグイグイと吸い寄せられるような感覚を味わったのですから、昔からの熱狂的なファンの方の中は失神寸前!という方もいらっしゃったかもしれません!私もある場面では「オスカル様~」となりました。

もちろん、劇団員の方をはじめ、客演の方々も大活躍です。山本太郎さんは、一歩間違えればストーカー扱いされてしまいそう、だけど実はとってもいい人なのでは?という役柄(途中までご本人だとは気付きませんでした)。神田沙也加さんは、ドレスもとってもかわいいお嬢様、でも真実をしっかりと見抜き受け止めているというしっかり者の役。目を瞑って歌を聴くと完全にお母様が歌っているかのようでした(これはご本人にとってどうなんでしょうね…?)。宝塚娘役出身の森奈みはるさんはすんごいソプラノを聴くことができました。衣装は一番しっくりときていた気がします。劇団員では古田新太さん、高田聖子さん。古田さん!普段はそうでもないのに(!?)、舞台では色気ありすぎです!聖子さん!舞台では別人ですか?最後の方のロケット?花火?の発射にはたまげました!脱帽です。

新感線発祥の地、大阪!わかりやす~いご当地ネタも勿論ありました。宝箱からバルバが登場する時の「ありっまひょ~えのこ~よ~かっくへ~♪」(東京では単に「バスロマン♪」だった模様)や某氏のものまね「さて、みなさん」など。こういうのは私、聞き逃しません!

物語はあくまでわかりやすく。しかし、ミュージカルばりに歌あり、踊りあり、そして殺陣あり、笑いあり!スピード感もあって、「痛快!」の一言でした。私たち観客のノリもよく、最後の方からカーテンコールにかけてはまるでライブ会場。カーテンコールはスタンディングオベーションで終演のアナウンスが流れても拍手は止まず、何回も出演者を舞台上に呼び出してしまいました。

スカッ!としたひと時でした。

補足:残念だった点。
映像を多用しすぎ!これに尽きますね。最初に舞台×映像を見たのは新橋演舞場。この時は出演者の紹介を冒頭に映像で使って、という程度。昨年の「印獣」では、もっと効果的に使われていて驚きました。映像と舞台装置がうまい具合に絡み合っていました。しかし、今回は…多すぎると感じました。確かに実際の舞台装置を使うよりも映像を使った方が舞台転換はスムーズにいきます。3階席の方々にも見ることができるように、1階客席通路を移動する出演者を「LIVE映像」として流す工夫は面白いと同時に驚きました。これはいいと思います。しかし、その他はもう少し実際のセットを作って使ってほしかったです。ゲキ×シネやDVD化を意識されてるのでしょうか…?

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劇場内はカメラ撮影の嵐でした!パンフレット以外のグッズもたくさんありますよ。13日が大千秋楽です!

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テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

◎WILL◎

Author:◎WILL◎
関西在住。フリーランスで英語の通訳と翻訳をしています。趣味は、資格取得、観劇、行ったことのない所に行くこと、食べ歩き、手作りです。最新の保有資格は2021年12月30日のエントリーに記載しています。英語関連の資格がたくさんありますが、留学経験・海外滞在経験はありません~。大学も法学部です。努力次第で何とかなるものです。よろしくお願いします♪

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