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司法通訳(法廷通訳)について-その1-

今日は少し難しい話になってしまうかもしれません。

皆さんの中にもご覧になった方がいらっしゃるかも知れませんが、今週初めの産経新聞朝刊の一面に法廷通訳に関する記事がデカデカと載っており、驚きました。

リンクが切れていた時のことを考えて要点を書きますと、通訳人の誤訳が問題になっているという内容です。長い発言になると何と約65%も間違っていたとのこと。このため、覚せい剤取締法違反に問われたドイツ人被告人が懲役9年を言い渡された、というものです。

具体的に何語とは書いていませんが、他の記事等を参考にすると、鑑定者から判断して英語で行われたものと思われます(あくまでも推測です)。

私ももう10年以上前になりますが、英語の法廷通訳人として拘置所や裁判所に通っていた時期がありました。当時から何だかおかしいなぁ、と思うことは多々あったのですが、この記事やその他の情報を読んでいますと残念ながらあまり状況は変わっていないような印象を受けました。

法廷通訳、範囲を広げますと司法通訳ということになるのですが、どのようなきっかけでこの世界に入られるのでしょうか?まずそこから問題が生じているような気がします(言語にもよるかとは思いますが)。といいますのも、あるブログで「度胸さえあれば大丈夫」というような表現を目にして愕然としたからです。通訳と一口に言いましても、商談通訳、会議通訳、通訳ガイドなどなど色々ありますが、司法通訳は単なる1つのジャンルとして考えるべきものではないと思っています。

かく言う私が法廷通訳になった理由はといいますと、私もそんなには偉そうなことは言えないのですが、法学部で法律の勉強をしつつ英語の勉強も続け、いつか法律の知識と英語の両方が活かせる仕事がしたい、と思っていました。ですので、通訳を本格的に目指すと決めてからは法廷通訳は常に視野に入っていました。

では、どうすれば法廷通訳になれるのでしょうか?

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テーマ : 仕事と資格
ジャンル : 就職・お仕事

プロフィール

◎WILL◎

Author:◎WILL◎
関西在住。フリーランスで英語の通訳と翻訳をしています。趣味は、資格取得、観劇、行ったことのない所に行くこと、食べ歩き、手作りです。最新の保有資格は2021年12月30日のエントリーに記載しています。英語関連の資格がたくさんありますが、留学経験・海外滞在経験はありません~。大学も法学部です。努力次第で何とかなるものです。よろしくお願いします♪

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